トレチノインハイドロキノンの特徴
ビタミンAは、最近多くのアンチエイジング化粧品に含まれている成分ですので、ご存じの方も多いと思います。トレチノインは皮膚の若返りの薬として使われることもありますが、残念ながら、日本ではまだ認可はされていませんが多くの美容外科ではこのトレチノインなどをニキビの治療に用いているところがたくさんあります。そうすると結果的に、表皮はメラニン色素の少ない、きれいな新しい皮膚に置き換えられることになります。
表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくします。これがトレチノインの特徴です。トレチノインはビタミンAの約100倍の効果を持つ成分で、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。
トレチノインは、ビタミンAの誘導体で、これを使って、アメリカではニキビやシワの治療を行っています。本治療では、この期間ずっと、強い漂白剤であるヒドロキノン(ハイドロキノン)を作用させて、メラノサイトに新しいメラニンを作らせなくしておきます。
表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出してしまう働きを持っていて、トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるために、表皮の細胞はどんどん押し上げられていき、そのときにメラニン色素を一緒に持って上がっていき、2〜4週間でメラニン色素を外に出してしまいます。皮膚への作用として、角質をはがす、表皮の細胞をどんどん分裂させ、皮膚の再生を促す、皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑える、真皮でもコラーゲンの分泌を高め、長期的には皮膚の張り、小じわの改善をもたらす等があります。
トレチノインとは?
トレチノイン (tretinoin) はビタミンA誘導体の一種。レチノイン酸(レチン酸とも、英: retinoic acid)のうち、二重結合がすべてトランス型をとった、オール・トランス異性体である(all-trans retinoic acid)。
外用薬はレチノールの 約100倍の薬理作用を持つとされる。軟膏・ジェル・クリームの形態で処方される。もともとニキビ薬として米国で処方されていたものであったが、強力な皮膚のターンオーバー促進作用があり、シワやシミを改善するクリームに配合されることもある。商品名はレチンA やスティーバA。市販品の濃度は 0.01%〜0.1% 程度であり、症状や体質に合わせて適切な濃度のものが処方される。濃度が高いほど、クリームが黄味がかった色になる。
個人差はあるが、塗布後、数日以内に皮膚表面の角質の著しい剥離が始まる。これを繰り返すことで、皮膚が徐々に生まれ変わり、ニキビやシミ、シワが改善するとされる。但し、いきなり高濃度のものを塗布すると、体質によっては皮膚への刺激が強すぎ、かえってソバカス等のシミを増やすこともあるので注意が必要である。また、トレチノイン使用中は肌のバリア機能が低下するため、日中は高SPFのサンスクリーンの使用が必須である。
なお、ヒトに対する催奇性は確認されていないが、ラット実験で催奇性が確認されたため、日本の厚生労働省は外用薬としては認可していない(内服薬としては一部の白血病の治療薬として承認されている)。妊娠している女性は使用を控えるべきとされる。
厚生労働省が未認可であるため日本ではまだ市販されていないが、東京大学付属病院など、一部の大学病院や皮膚科・形成外科などで、院内調剤された軟膏の処方を受けることは可能である。比較的簡単に製剤することが可能なため、薬価自体はそれほど高くなく、タイやニュージーランド経由での個人輸入業者も多く存在する。
